学生の皆さんへ

植物が有する潜在能力を代謝から科学する

お願いとアドバイス

本研究室で行っている研究はスタッフと学生がともに創り上げていくものです。よって「先生」「学生」ではなく「仲間」として研究を進めています。一緒に研究のフロンティアから画期的なものを発見しましょう!

こんな学生が所属しています

最先端研究をしたい、化学や生物の勉強を統合的に学びたい、自分の中の「Why?」を追求したい、ほかの人と違うことがしたい人が所属しています。

高校~大学時代に経験したほうがいいこと

高校生/大学生でしかできないことをやってほしいです。

  • 友達を1人(以上)作ること(同年代でなくてもいいです)
  • 勉強をすること(これは一生続きます)
  • 趣味を見つけること(これは人生の糧となります)
  • 疲れたら休む勇気を持つこと

コース選択について

本研究室は生命現象と代謝を繋ぐハイブリット研究です。本研究室の所属学生は応用生命化学コースか生物農林学コース選択で悩みました!が結構多いです。生物農林学コースはイメージとして分析化学的な研究ができないと思われがちですが、そんなことはないです。最先端の機器およびバイオインフォマティクス技術を実際に用いて代謝ネットワークを理解するための「実践メタボロミクス」の基礎を習得できます。さらに、遺伝子組み換え植物の作出といった分子生物学的研究も行うことができます。色々なことを学びたい学生さんはぜひ!

大学院進学を目指す学生に求められること

本研究室では基本的にこれまで「誰もやっていないこと」を研究課題として与えます。全員がフロンティアなことに取り組むため、先生も含む仲間で自分の考えや疑問点を話し合うことが重要です(SNSでいつでも議論対応可能です)。

研究に意欲的な学生でかつ自分が進める研究に最先端の技術が必要な場合は、筑波大学での知識技術習得を補完する意味で理化学研究所(CSRS, BRCなど)の研修生(例. 分析技術あるいは機能ゲノミクス)として研鑽を積むことができます。

就職を希望する学生

「実践メタボロミクス」ができる国内でも数少ない研究室です。これまで学生実験で行ってきたレシピ通りの実験を行うために、どのくらいの準備が必要か、イケてるデータを出すための機器のコンディションをどう保つか等を学ぶことができます。メタボロミクスは実験とバイオインフォマティクス技術の両輪で成り立っています。本研究室ではバイオインフォマティクス技術も身に着けることができます。就職先としては、分析会社、食品会社、製薬会社、バイオベンチャー等が想定されます。

研究室選びにお困りの学生諸君へ

気になる研究室にすでに在籍している先輩方(部活やサークル等)に研究室の雰囲気や指導状況などを聞いてみるのが一番の参考になると思います。実際に研究室訪問するのはその後で大丈夫です。本研究室では講義や研究に関する相談や研究室訪問を随時歓迎しています。

研究室のアクティビティを調べる一つの方法は PubMed で教官名を検索し、いつどこにどのような研究を学術論文(査読付き国際誌は一つの目安)として公表しているのかを調べることです。

※もちろん研究分野によって PubMed に掲載されない論文、著書、解説等も多数ありますので、上記の検索だけで調査は済みません。各研究室の業績一覧などを注意深く調査し、総合的に判断し研究室選びに活かすのが肝要です。

研究を始める方へ

恩師の斎藤和季先生(現理化学研究所CSRSセンター長)のアドバイスは大変に示唆的でこれから先の指針の一つとなることでしょう。下記URLのページにぜひ一度目を通してみてください。

理化学研究所CSRSセンター長
斉藤 和季(Kazuki Saito)先生
https://www.csrs.riken.jp/jp/about/index.html